結婚式費用の値引き交渉はこうやってする!【成約前編】

「結婚式の費用は結構するよ」って話はよく聞きますし、成約・契約前なら安くできる方法というのもよく耳にします。
でもいざ会場を見に行く前に交渉方法をと考えても、よくわからない。。。
なんとなくで調べていっても、そもそもどんな見積もり項目があるのかわからず調べが不十分に。

私がそうだったんですけど^^;(笑)

そんなことになると、見積もりをもらってからまた交渉のために行く必要があり、何度も式場に行かなくてはなりません。
式場選びに時間をかけられるならいいですが、気に入った会場を押さえるのはどうしても短期決戦になるためやっぱり事前準備が大切なんですね。

ここでは自分の失敗をもとに、これを知っておくべき!という項目をピックアップしてご紹介します。
式場を回る前、回り始めたら決める前に見てくださいね。

* もし、もう契約まで進めてしまったという方へ
成約・契約の値引き交渉についてはこちらを参考にしてみてください。

結婚式費用の値引き交渉はこうやってする!【成約後編】
成約・契約前の値引き交渉については別記事で紹介しています。 値引き交渉するなら成約前なのは事実。まだ契約にまで至っていないのであればこちらを参考に交渉してみてください。 結婚式の費用、高いですよね。 初期見積もりから高...

やりたい内容をすべて含めて見積もってもらう

この後さんざん書きますが、初期見積もりでは最低限のものしか入っていません。
ですので自分たちがやりたいことをしっかり踏まえたうえで本番に近い見積もりをもらえるのがベターです。

そのためには結婚式の費用としてどんな見積もり項目があるのか知らなければなりませんよね。
見積もりに提示される内容として、こんなものがあるよという代表的なものをピックアップしてみました。

見積もり項目

  • 料理・ドリンク
  • サービス料
  • 会場費
  • お日柄料?
  • 衣装
  • お花
  • 美容
  • 引き出物
  • 写真・ビデオ
  • その他

ざっくりとしたカテゴリですが、基本項目でこれだけあります。

各項目について見て行きますね。

料理・ドリンク

これについては想像がつくと思いますが、披露宴中のコース料理、飲み放題ドリンクがあたります。
他にも、次のような項目がありますよ。

ウェルカムドリンク

受付をしてから挙式が始まるまでの待ち時間に出す飲み物です。

乾杯酒(シャンパン)

乾杯の際に注ぐシャンパンです。
ボトル単位でカウントされ、1ボトル10人弱というところですね。

ケーキ

基本として人数×3000円くらいとして計算するところが多いです。
ケーキのデコレーションやサイズ、形によってプラスになっていきます。

料理・ドリンクに関しては、正直なところ減額することは難しいです。
最初に出してくる見積もりでは、最低限の価格で出てきますので、一番安いコースと考えてください。

point!

  1. 料理・ドリンクのコースと料金は全て見せてもらってください。
    料理は単価も高く人数分で一番大きな金額になりますので、比較対象として必ず把握しておきましょう。
  2. ウェルカムドリンクは別途料金がかかるか確認
    結婚式場・ホテルではプランに既に含まれていることが多いのですが、ゲストハウスでは別料金になっていたりします。
    見積もり項目には出てくると思いますが、これも一人当たり計算なのであると大きいので注意ですよ。

サービス料

披露宴では、サービス料と呼ばれる謎の金額が見積もりに含まれます。

これについては意味が分かりませんが、ブライダル業界では常識のように加算されます。

建前としてはサービススタッフのサービス料というところになるでしょうか。
意味的には海外などの「チップ」と同じように考えてください。
強制的に徴収するチップです。感謝の気持ちがなくても払わされます(笑)

先ほどの料理・ドリンクの部分にかかってきて、(料理・ドリンクの合計金額の○%の金額が加算されます。)
多いのはサービス料10%くらいが相場でしょうか。

サービス料の項目については交渉はできないと考えてください。
まず無理です。
支配人とケンカしにいくくらいの必要があります。

会場費

これまた謎の費用、会場費が含まれています。
披露宴の会場費、チャペルの会場費がそれぞれかかる場合が多いです。

この項目は交渉できます。
減価償却済みであれば、あとは式場の純利益になるので逆に交渉しやすい部分かもしれません。
ただし、交渉できるのは成約前の今の段階ですね。
10万とか20万とかそれぞれで取られるので、交渉しておいた方がよいです。

point!
会場費は成約前の交渉ポイントなので、少なくともそれとなく「高いな~」とか他の会場より費用がかかることをほのめかしてみましょう!

お日柄料?

これも謎・・・(略
一般的にはないかもしれませんが、見に行った式場ではこういう項目がありました。
でも最初の見積もりの段階でサービスという名目で減額されていましたので、形だけのシロモノですね。

ちなみにお日柄料は、大安・友引のときには日柄が良いので(希望者が多いので?)10,000円取るという意味がわからない項目でした。

こういった不明な項目については、単に式場が設定して減額しているように見せているだけのパターンもあるので注意してくださいね。

衣装

ドレス・タキシードがここに入りますね。
これは結構やっかいな項目なんですが、これについても見積もりで出てくるのは本当に最低限の金額だと思ってください。
まず間違いなくこれよりも金額は増えます。提示された金額内では2~3種類しか選べないこともザラですよ。

ドレス代のサービスということで減らしてくれる場合も、当然この最低限の金額をなくしてくれることになりますので、完全にドレス代が浮くことはありません。
(タキシードも同様です。でもタキシードの方が安いのでインパクトは少ないですね。)

また、お色直しをだいたいするでしょうから、その分は考えておく必要があります。
ドレス代をサービス・・・と言ってくれているのであれば、便乗してお色直しのドレス代についても突っついてみてください。
いきなり言い出すのは難しいですが、このタイミングなら交渉に持っていきやすいです^^

他にも、両家の親御さんの衣装代をお二人が払うのであれば必要になりますし、ドレスだけでなくアクセサリー類、肌着は買取が必要といったものも追加されていきます。

オプションがいっぱい増えるので衣装選びの際は気を付けてくださいね。
早くに選びすぎるとキャンセル料が発生してしまうので後戻りできなくなったりしますし・・・。
ドレス選びは楽しいんですけどね^^

point!
ドレス代のサービスがあったらお色直し(2着目)にも言及して交渉してみる!

お花

お花は、大きく別けてチャペルのお花、メイン(新郎新婦の席)のお花、ゲストのテーブルのお花、ブーケがあります。
ここまでくるとお分かりかと思いますが、これも最低限の金額でしか算出されていません。

最低限のお花だと、貧相に見えるようなものになってしまいます。(ゲストはあまり気にしていなかったりしますけどね。)
ちょこっと花びらを散らすだけでも1万円単位で増えていきますので、そういう意味では面白いですよ~(笑)

花についてもどんなものを選べるのか、セットプランはあるのか、どんなボリューム感なのか。
聞いたり写真の資料を見せてもらっておいた方が良いですよ。

美容

メイク、ヘアセット、エステなどのプランです。
初期見積もりには含まれなくても、やっぱりここでも追加オプションが後からたくさん出てきます。

リハーサル、産毛剃り、つけまつげ、ネイル、etc.・・・

アテンドという当日付きっきりでお世話してくれる方の料金も含まれます。アテンドに関しては、決まった料金なので基本諦めてください^^;

引き出物

引き出物はもらったことがある方はわかると思いますが、友人であれば一人に一つずつ紙袋がもらえたりするアレです。
「引き出物」といいますが、引き出物と引菓子は別物で、さらに縁起物といった3点セットであることが多いです。

例えば友人なら、カタログギフト(3,000円)、バウムクーヘン(1,000円)、鰹節(700円)のようになります。
思ってたよりしませんか?
私は全部で3,000円くらいだと思ってました・・・。

写真・ビデオ

こちらについては説明不要かと思いますが、当日の写真やビデオ撮影です。

写真の場合の最低限プランは、カット数が一番小さいものになります。
カット数によって、出来上がりにもらえる写真の数はもちろん、撮ってもらえるバリエーションも変わってきます。
カット数が少ないと、新郎新婦をメインとしたイベント部分のみになり、カット数が増えるにしたがってゲストだけの披露宴の様子を撮ってくれたり、前撮りのような感じでリハーサル時に写真を撮ってもらえたりします。

その他

その他にも、司会料や音響、DVD上映を行う場合には「プロジェクタ使用料」が掛かったりします。
このあたりも固定費のような扱いですね。

[dfads params=’groups=5′]

式場選びのポイントは?

さて、見積もりの項目をつらつらと書き並べていきましたが、それを踏まえたうえで式場を選ぶポイントはどこになるか考えていきましょう~。

式場選びとしては、立地、チャペル、会場の広さ、演出、価格など様々ですが、価格面・交渉面での会場選びのポイントに重点を置いてご紹介しますね。

持ち込み可能な式場を選ぶ

まずこれが一番大きいです。
持ち込み制限があると、選択の幅がなくなり、言い方は悪いですが式場の言いなりになってしまいます。

※あくまで費用面を重視した場合ですので、会場を気に入ったときはこの限りじゃないですよ。

持ち込みとは、自分で作ったものや、外部業者から買ったものを式場に持ち込むことを言います。
持ち込み可能な式場では無料でそれを使用することができますが、持ち込み不可の式場では全く持ち込めないか、持ち込めたとしても「持込料」が掛かります。

「持込料」はブーケなら一つにつき1万円とか、引き出物では引菓子1つにつき500円とか取られたりします。
結局、式場で頼むのとトントンくらいにはなってしまったりするんですよね。。。

持ち込みは、ブーケや引き出物、カメラマンや司会まで可能なので、そういう式場を選ぶと後々の金額調整がとても楽になります。
特にカメラマンは外部業者だとかなり安くなりますのでありがたいですよ。

point!
金額を抑えたいならとにかく持ち込み可能な式場にすると安くできます

プランナーが変わらないところ

式場選びのときのプランナーと、打ち合わせが始まってからのプランナーが変わるところは個人的にNGです。

まず引継の問題で、式場選びの時に伝えたことや聞いたことが100%新しいプランナーさんに伝わっていることはないです。
プランナーさんが同じ方が式場選びの段階で人柄がわかるので、良いなと思った人であれば打ち合わせもスムーズに進みます。
場合によっては、式場選びの時は良い感じの人だったけれど、いざ打ち合わせが始まったら嫌いなタイプの人になってしまうこともあり楽しい気分で進められませんから。
打ち合わせが始まる前から相談もできていいですよ。

価格交渉の面でも同じプランナーさんの方が良いです。
この時点で困った感を出しておくと(笑)、メモなりで残しておいてくれる人が多いですし、話しやすい人とわかっていれば交渉の話もしやすいですよね。
式場選びのときとプランナーが変わる場合(そもそもこの人はプランナーじゃない可能性もありますね)、式場のシステムとして交渉を受け付けにくい印象があります。

金額交渉はこの成約前まで、とキッチリ線引きしている堅い式場で交渉に持ち込みにくいということです。
式場選び、打ち合わせ、と担当が割り振られているということは、そういうシステム化が図られているということなので、交渉に乗る融通の幅が狭いことが多いです。
ここからは交渉とも関係なく個人的な意見ですが、最終的には「プランナーさんの人柄」がポイントですね。
一緒に決めていくのもプランナーですし、価格面での相談をするのもプランナーさんを通すことになりますから人柄はとても重要視しておくと良いと思います。

だいたい同じレベルで悩んでいるのであれば、プランナーさんがよりマッチする方を選ぶべし!です。

フェアに参加する

フェア特典で値引きしてくれるところは多いです。
値引きの内容は式場によってそれぞれですが、まず値引きの話をあちら側から持ち出してくれるところがポイントです。

いざ話を聞いている場で、金額の事をあれこれいうのは躊躇われる・・・という人も多いと思います。
言おうと思って望んでも、実際の場では言い出しにくかったりすることもありますよね。

でもこういった特典で値引き内容を提示してもらえると、そこから減額交渉の「場」ができますので言いやすい雰囲気になります。

「これもこんなに高い物とは思っていなかった・・・」といっていろいろな項目について聞いたり減らしたりしてもらってみてください。

閑散期の場合は向こうからいろいろな特典を付けてくれたりしますので、さらに交渉はしやすいと言われていますよ。

予算は低めに提示する

最初に行くと、おおよその予算感を聞かれると思います。
そのときは結構低めに見積もって話をしてしまってOKです。例えば予算300万円なら、200万円くらいで言ってしまっても良いと思っています。

ちょっと嘘をつくみたいで気が引ける方もいるかもしれませんが、見積もり項目自体がはっきりいってこれじゃあ挙げられないような最低限のラインで組んできますので気にする必要はNothingです!

複数の式場をまわって見積もりをもらう

これはほぼ必須だと思って下さい。
1件目で行った場所では、どんなものかわからないので判断はできません。

でもそんな迷える子羊だからこそ、式場としてはここで成約を取ろうとしてきます。(別に悪いことではないのですが^^;)

1つ目の式場では、「今ならこの日が空いている」とか「こんなチャンスはないですよ」とか当日の成約特典ということでお得感を出してきますが、原則として1件目の式場では成約しないようにしてください。

※金額交渉の面からの意見です
そこがどうしても気に入った場合は選ぶのももちろんアリです

成約特典のお得分は、他の式場との比較交渉でそれよりもお得にすることはおそらく可能です。
ですので、いくつかの式場を回って見積もりをもらうことと、どういった項目が他の式場と比較して高いのか・安いのかを把握することが大切です。

相見積をとることで具体的な金額が出てきますので、イメージも掴みやすくなりますし比較もしやすいです。
その金額をもとに本命の見積もりにぶつけて金額を下げてもらうこともやりやすくなりますよ。

ただ、あれもこれも他の式場の方が安いよ・・・と伝えるのは控えましょう。
やり過ぎると「安ければなんでもよいのだな」と思われて顧客の意識が薄れてしまいます。

やるのであれば、「この項目はあっちの式場の方が低かった」、「こっちの項目はあの式場が・・・」と個別に言うのではなく、「これとこれとこの項目は他の式場の方が低かったけれど、どうですか?」と一気に伝える方がお勧めです。
細かくはその後に項目別に聞いていきましょう。

金額を低くしてもらうときの基本姿勢は「ここに決めたいけど、ちょっと金額が高い・・・」です。
安くしてもらったからそこに決めなくてはならないということはありませんが、金額面以外は気に入っていることを伝えるとスムーズにいきやすいですよ^^

他の式場と迷っていることを伝える

「複数の式場をまわって見積もりをもらう」と近いですね。
これは具体的にイメージがついてきたときに話しやすい言い方です。

その為には、もちろん複数の式場をまわる必要がありますよ。

ここでは正直に「他の式場と迷っているけれど、ここがネックになっている」という部分を伝えましょう。
成約前はある程度無茶と思われることを言っても検討してくれたりします。

例えば本当は持ち込み不可だったとしても、ここのがどうしても使いたいという思いがあればそれに関しては持ち込みがOKになることもあり得ます。
ただ、こういった交渉は成約・契約前でないとまずできません。
ある意味で、成約前には無理をとことん通るか試してみる最初で最後の場だと言えますね。

あと個人的に感じる点としては、その迷っている式場を引き合いに出したときに、その式場のマイナスポイントを言ってくるプランナーはダメです。

例えばですが、

「あそこの式場はパンフレットではきれいな青空ですが、実は雨が降ったら小ぢんまりとした場所でしかフラワーシャワーができないんです」

と言われるか、

「うちの式場は晴れの時はもちろん、雨が降っても全体写真が大きく撮れるようなスペースもあるんですよ」

と言われるかでも心象に違いがでますよね。

「あちらの式場はここが良くないですよ」と提案するよりも、「うちはこれはないけれど、ここがポイントです」、「他の案としてこういったことが出来ますがどうですか?」という提案をするプランナーの方がは良いと思っています。
自分たちの式場を相対的に上に言うことはどちらも同じですが、相手の価値を下げるようなことを言う提案しかできないのであれば私は信用しません。

たとえ引き合いに出した式場が本当にマイナス点が大きかったとしても、それを言うのは陰口です。
強い言葉でいうと名誉棄損とも取れますよね。

まとめ

長くなってしまいましたが、どうでしたでしょうか?
少しは式場を見て回ること、価格交渉をするためのイメージをぼんやりとでも掴んで頂けたら嬉しいです。

まとめとしては、

まずはたくさん式場を見て回る!

このときにフェアなどがあれば大いに利用する
1つ目の式場ではすぐに成約しない

もらった見積もりを見て、ここで紹介した内容と比較する

事前に見れる人は見積もりの項目を先に把握しておく

他の式場との比較で、ここがネックだという点を良さそうな式場と相談する

という感じですね。

金額面を主としてお話していますが、決して安いものではないですからしっかり準備して望んでください。
より良い結婚式にするために、楽しい結婚式準備にするために、大変なこともありますが頑張りましょう!^^

コメント

タイトルとURLをコピーしました