結婚式費用の値引き交渉はこうやってする!【成約後編】

成約・契約の値引き交渉については別記事で紹介しています。
値引き交渉するなら成約前なのは事実。まだ契約にまで至っていないのであればこちらを参考に交渉してみてください。

結婚式費用の値引き交渉はこうやってする!【成約前編】
「結婚式の費用は結構するよ」って話はよく聞きますし、成約・契約前なら安くできる方法というのもよく耳にします。 でもいざ会場を見に行く前に交渉方法をと考えても、よくわからない。。。 なんとなくで調べていっても、そもそもどんな見積もり項目が...

結婚式の費用、高いですよね。
初期見積もりから高くなるとは聞いても、最初の段階ではどんな上がり方をするのかわかりませんし。。。

いざ料理や演出、衣装などを選んでいった後に出された見積もりに驚愕・・・!
そんなことになっていませんか?
いますよね?

成約前ならなんとかなりますよっていう言葉は見ますが、成約後だからこそわかる見積もりなのだから、そこから減らせるかが本当は重要なんです。
下準備が足りないと言われても、人生に1度やそこらの経験しかしないわけですから、参考になんてなかなかならないですよね。

まずもって初期見積もりからの違いが大きすぎるんですよね。
最低限のものでしか見積もってくれていないくせに、最低限ではどれも貧相過ぎで、オススメはもっと高いプランだったり。
オススメでもない使えないプランを紹介するなよって話ですよ。

おっと愚痴が・・・(笑)
というわけで、成約後の値引き・値切り交渉について書いていきます。

単価は変えられない

基本的に、「値下げ」はできないと思った方が良いです。
これはまさに成約前にやるべきことになります。

値下げのように商品の値段が、一度決まったものから変更(減額)することはまずないです。
これは

  • 成約後に減額する意味がない
  • 担当となるプランナーにはその権限がない

が大きな理由になるかと思います。

成約後に減額する意味がない

もうその式場で挙げることがわかっているのですから、お客さんのためとはいえ減額する必要がないのです。
(個人的には、それもどうかと思いますけどね・・・)

担当プランナーに権限がない

プランナーさんは基本的に金額交渉するフェーズにはいません。
もう決まっている商品の単価に合わせて、組み合わせを提案するような立場にあるといえます。
もちろん、プランナーから交渉可能な人物(支配人など)に掛け合うことはできるといえばできますが、やってはくれないでしょうね。

では値引き交渉はどうすれば良いのでしょうか?

項目の中のさらに不要なオプションをなくす

費用としての減額交渉としては、不要オプションをなくしていくことが第一です。

見積もり項目の中で必要ないものを削っていくことはもちろんですが、それ以外のところからなくしていきます。

例えば・・・

  • ケーキのプレートやマジパンを使っている場合、小さくする
  • ドリンクの中で不要なものをなくしてもらえるか交渉する
  • お花のプランを細分化して、最低限のものにする

特にお花なんかは意外と細かくわけることができるので、聞いてみる価値はあると思います。
チャペルの装花は、何も言わないと「花+リボン」だけど、「花のみ」あるいは「リボンのみ」にすることができたりします。
※その式場次第なので、絶対できるのではなくあくまで “交渉” と考えてください><
チャペル以外にも、ケーキナイフの花+リボン、卓上花のリボンや台、会場バックの花など・・・その会場のプランによってはいろいろあります。

あとは映像・写真系でも不要なものを省いて価格交渉してみても良いと思います。
アルバムは不要なのでデータのみでカット数で算出したり、映像もDVD媒体は要らないので生データにしたら編集の工数は減りますよね。
交渉の一手として考えておくのは良いと思います。

私は、写真のアルバムをなくしてもらって、金額を数万円低くしてもらいました。
これも、はじめは「そういうセットのプランなので無理なんです」とか「アルバムは写真の載せ方とかうちのこだわりがあって・・・」など言われましたが、うまく交渉してなしにしてもらえました。

単価そのものを下げることはおそらく厳しいですが、「単品に見えても複数の要素が含まれているもの」からなくすことは実現自体は可能なので。

商品の組み合わせを変える

これも値切りポイントのひとつです。
複合要因を使って、実質での値引きをしてもらう方法ですね。

これはうまく使えば比較的成功しやすい交渉といえます。
というのも、これは金額を減らすことに限らないからです。

金額はそのままで、プランの内容を変えてもらう
⇒ 不要なものをなくして、必要なものにお金をかけることが可能
金額は上がるが、追加でそれ以上のサービスを受ける
⇒ 本来ないサービスを追加してもらうことで、実質の値引きをしてもらう

不要なオプションをなくすの項で書いたような「不要なものをなくす」ことで金額自体を下げるのは、式場としてもプラスにはならないのでいくつも行うのは難しいです。
ですが、今回ご紹介するのは「金額を変えずに」内容を変える手段なので式場側も譲歩しやすいのです。

どんなものかというと、

  • ドリンクのウイスキーや焼酎をなくして、代わりにカクテルを入れてもらう
  • メインの花はちょっとしょぼくしても良いので、卓上花や贈呈の花束をランクアップしてもらう
  • (もともと候補にしていた)映像撮影を入れるので、写真のカット数を増やしてもらう

というような遠回しな値引き方です。

最後の「高めのプランを追加するので、これもランクアップして」というのは、家電量販店での減額交渉でよくあったりしますよね。
あれに近いイメージです。

ここでのポイントは、「同じカテゴリ内で交渉する」ことです。
お花について追加、ランクアップしたいのであれば、その対比となる商品もお花の中から選択します。
写真・映像も同じカテゴリ(音響)ですし、ヘアセット・メイクも同じ(美容)ですね。

なぜ同じカテゴリからでないといけないかというと、それぞれが別会社(グループ会社)である場合がほとんどだからです。
食事をアップグレードするので(料理)、映像を追加してくれ(音響)、では別会社との交渉になるのでまず不可能です。
こう考えると、この例なら料理の会社からすると「別の会社の利益のために、自分の会社の利益を下げる」という図になることがわかりますよね。

こういうところに注目するのも、交渉するうえで重要ですよ。

うまくいくかどうかは式場によって違いはありますが、この方法は相談ベースでいくつ言っても損はないので、積極的に試してみましょう^^

持込料を前提に、外部から持ち込む

持ち込みは禁止、というところも多いと思います。

でも禁止といいつつも、条件によっては持ち込みさせてもらえます。
その条件は、多くは「持込料」という別途料金を発生させてふんだくっているわけです(笑)

「鮮度を保つため」とか「壊れても保証できないから」といった、持ち込み禁止の「理由」自体に突っ込みを入れても、そこは絶対に曲がりません。
ここは交渉の対象にしてはいけません。意味がないので。

ここでは

  • 単純に持ち込みをした方がトータルで見て費用が安いこと
  • 友人や家族が作ってくれたものをどうしても持ち込みたい

ことなどを交渉の材料にしましょう。

でも露骨に言ってはいけませんよ^^;
「持ち込みの方が安いからそっちにする」というのは基本的にNGです。

全ての価格交渉にいえることですが、基本スタンスは「やりたいけれど先立つものがない」、「予想よりも金額が上がり過ぎて困っている」などの理由からお願いする、としてください。
(嘘を言うわけではなく、実際にそうだと思いますから。)

ただただ「安くしたい」という主張はダメなんです。
そういうのは嫌われます。自分でも相手の立場なら快くは思わないでしょう。
「安くしたいだけならやらなければいい」というのも極論ですがありますし、本当に価格を低く抑えたいなら、日柄、日程、時間、人数・・・それら全てをなんでも良いとしなければなりませんから。

というわけで、「安くする」ことは目的ですが、それにとらわれて嫌な人にならないようにしてくださいね。
私が逆の立場で、(うわ、がめついなこの人・・・)とか思ってしまったら意地でも価格交渉には乗らないかもしれません(笑)
さて、肝心の交渉方法についてですが、言い方には注意が必要と付け加えたうえで、
「同じ金額になってもいいから外部から持ち込む」ということを主張するのも方法のひとつです。

引き出物などはグループ会社ではなく提携業者から仕入れている場合がほとんどだと思います。
式場としては提携している会社からマージンを取っているわけですので、私たちから見たら同じ金額でも、式場から見たら利益が下がってしまうわけですね。
ですので、外の業者を使われるよりは、どこかを妥協しても自分たちの提携業者から買ってもらいたいという思いはあるはずなんです。
(そのための持込料でもあるのですが。)

たとえばですが、引き出物で
「この商品はいいと思っているけど、こちら(外部業者)の商品も良さそうで迷っている」
「紙バッグの代金分で式場に頼む方が高くなってしまうので、それをなし(あるいは持込)できないか」
というように、微妙に追加で取ろうとしている商品(ここでの紙バッグ)をなくす交渉もありだと思います。

持ち込みOKな会場を事前に選ぶことは大切ですが、この時点ではもう戻れません。
できることから少しでも負担が減らせるように頑張っていきましょう。

最後に重要なこと

価格交渉は諸刃の剣です。
これは皆さん承知だとは思いますが、プランナー(式場)との良好な関係と、相反する行為であることはどうあがいても変わりません。

価格交渉するときは、効果が期待できそうな1つに焦点を絞ってください。

他の部分でも交渉をほのめかして(うまくいくようならどんどん見積もりから減らしていきましょう)、「これ」というものについて注力するようにした方が良いです。

あれもこれも「なんとか減らして・・・!」という交渉は自分もプランナーも疲弊します。
例えば、プランナーがとても頑張ってくれる人で、「ここについてはなんとか上と掛け合ってOKでした!」となっても、また別のところで「これもなんとか・・・!」といっても、「もう無理」ってなりますよね。
権限がある上司に掛け合うのにも、1度が限度でしょう。
そんな状態でさらにお願いしても先ほど書いたように不信感だけが残ってしまいます。

やれるだけやって、頑張ってくれたプランナーさんには素直に感謝して後は楽しむ。
金額に見合うだけの式・披露宴をすることに考え方をシフトしていくのが良いと思いますよ!
他の人と比較し始めたら終わりませんからね。
季節などの時期や日柄、年度によってブライダル業界の波もあるでしょうし、あまり気にし過ぎないようにしましょう^^

一番は、あなたが楽しんで結婚式に臨めることだと思います。
せっかくの嬉しい結婚式ですから、金額の事はどこかでスパッときりをつけて写真や曲選びを楽しんでくださいね!

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