結婚式の費用は平均でどれくらいかかるのか、気になりますよね?
まずは結婚式の費用が大きく変わる要因を考えてみたいと思います。
何によって費用が高くなったり安くなったりするかというと、次のような要因が挙げられます。
- 地域制
- 招待する人数
- 招待なのか会員制なのか
- 選ぶ結婚式場
- シーズン
結婚式費用の相場というものは難しくて、平均だけではよくわからないんですよね。
人数によって全く違う費用間になりますし、オンシーズンとオフシーズンでは百万円単位で金額が変わってきます。
様々な要因がありますが、ここでは「地域性」に注目してみたいと思います。
地域別にみる結婚式費用
結婚式費用の全国平均は約350万円と言われています。
でもこれは色々なパターンが入り混じった平均なんです。
人数もバラバラだったりするので比較には向いていなかったりします。
一般的にいわれている結婚式費用の平均を、地域別に一覧表にしてみました。
地域 | 費用額 | 祝儀額 | 招待人数 | 1人あたり祝儀額 |
---|---|---|---|---|
北海道 | 175万円 | 90万円 | 90人 | 1万円 |
関西 | 310万円 | 210万円 | 60人 | 3.5万円 |
中部 | 330万円 | 205万円 | 60人 | 3.4万円 |
四国 | 350万円 | 250万円 | 80人 | 3.1万円 |
九州 | 350万円 | 280万円 | 100人 | 2.8万円 |
首都圏 | 350万円 | 220万円 | 70人 | 3.1万円 |
どうでしょうか?
金額だけ見ると、北海道が群を抜いて低く、その他の地域では約300万円~350万円になっていることがわかります。
ただ招待人数とご祝儀額が揃っていないことがわかります。
これだと地域ごとの式にかける費用はわかりますが、費用相場として自分たちのパターンと照らし合わせることができませんね。
というわけで、60人あたりの金額はいくらくらいになるのか計算してみました。
60人あたりの費用
招待人数が60人とした場合にどれくらいの金額になるのか、表にしてまとめました。
※60人というところには特にこだわりはありません^^;
人数が少ない地域に合わせたということと、だいたい60~70人くらいが平均かと思ったからです。
地域 | 60人あたりの金額 |
---|---|
北海道 | 116万円 |
関西 | 310万円 |
中部 | 330万円 |
四国 | 263万円 |
九州 | 210万円 |
首都圏 | 300万円 |
招待人数を均一化すると、結婚式場が設定する金額の地域性が見えてきますね。
あるいは、料理など人数に比例する項目の地域性といってもよいでしょうか。
人数あたりにしてみても、北海道はやはり一番低くなっていますね。
総額では1位タイだった四国や九州は、実はそれほどでもないことも見えてきます。
皆さんの式を挙げる地域で、どれくらいの費用感になるのかはこの表をベースに考えてもらうとわかりやすいと思います。
おおよその目安にしてみてください。
もちろん平均なので、これよりも高い費用で盛大におもてなししている方もいれば、こぢんまりと一人一人に丁寧なおもてなしをしている方々もいるということです。
自分のイメージする結婚式と照らし合わせて、実際に見積もりをもらって考えてみてくださいね。
新郎新婦の負担率
次に、一覧表からわかる別のことを見てみます。
「招待人数による新郎新婦の負担倍率」です。
さぁ、ちょっとイヤラシイ話になってきましたね(笑)
でもこういった内容を知りたいものですよね。
結婚式費用だけでなく、今後の生活プランもありますので、どうしても考えてしまうものだと思います。
人数を呼んだ方がお得だからという意味ではなく、「負担が小さくなる分しっかりおもてなししよう」といった考え方の指標にしてもらえたらと思います。
地域 | 費用倍率 | 負担倍率 |
---|---|---|
北海道 | 1.94 | 0.95 |
関西 | 5.16 | 1.66 |
中部 | 5.5 | 2.08 |
四国 | 4.38 | 1.25 |
九州 | 3.5 | 0.7 |
首都圏 | 5 | 1.86 |
負担倍率でみると、北海道だけがとてもお得ということではないことがわかりますね。
結婚式費用は175万円と群を抜いて低いですが、祝儀も一人1万円となっていました。
これは北海道は「会員制」スタイルの結婚式がほとんどであることからです。
新郎新婦の負担という観点では、中部が最も費用がかかると言えるでしょう。
一人あたりのお二人の負担額が一番大きくなります。(人数が増えるほど負担が大きくなります。)
逆に九州では人数が増えるほど負担が減るという傾向があるみたいです。暖かい地域ですね><
ちなみに、基本的には「招待されたら招待する」というのが原則になってきますので、負担率が低いからお得だとたくさん呼ぶと自分がご祝儀を出す金額も増えていきます。
総額ではどうなるか・・・ということも頭に入れておきましょう。
結婚式費用の相場まとめ
地域別で結婚式費用の相場を見てみましたが、総額だけではそれほど参考にならないこともわかってきたかと思います。
地域性は簡単に無視できないこともありますので、ご自分の住んでいる地域に合わせた考え方に合わせることも重要です。
式場の考え方、費用相場もやはり地域で差が出てくるものだと思います。
それにたくさんの人を招待する場合と、近しい人だけを招待して行う場合とではスタイルが全く違います。
平均、相場だけに惑わされすぎないように気をつけましょう。
これを踏まえて、どうするかを考えていくのが良いですね。
まず予算としてこの平均費用くらいを考えるのか、もう少し抑えたいのか、もうちょっといけるのか。
予算感として低め・平均・高めを決めたら、想定よりも1つか2つは「費用削減ポイント」を決めましょう。
しっかり周到に費用にかかる項目を列挙して式場選びをするのであれば問題ないですが、ほとんどの場合は予想よりも数十万は高くなります。
参考までに、式場から最初に出される見積もりも想定と同程度の金額であれば、ほぼ間違いなく最終的な金額は上がります。
個人的な感覚的にですが、そこまで前準備をしていない場合は初期見積もりで予定の80%程度の金額に収まっていた方が良いような気がします。
(ものすごくざっくり計算なので本当に参考程度に考えてくださいね。。。)
費用の面では式場選びのときから最後まで悩むところだと思いますが、楽しい結婚式になるように頑張りましょう!
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