『一宮モーニング』がブランド化!商工会議所による登録は日本初

地域団体商標「一宮モーニング」が商標登録される

愛知県・一宮のモーニングが、「一宮モーニング」として商標登録が認められました!

地域名が一宮なのは、モーニング発祥の地が一宮だからですね。

愛知県では古くから馴染みのあるモーニングが、正式にブランド化されたといえます。

経済産業省 中部経済産業局

各メディアでも取り上げられています。


“一宮モーニング”がブランド化、地域の商工会議所発の地域団体商標では第一号に

中部経済産業局は16日、一宮商工会議所より申請のあった地域団体商標「一宮モーニング」を商標登録したと発表した。

地域団体商標制度とは、地域のブランドの保護と信用性の向上を目的としたもの。
従来は困難だった“地域名+商品・サービス名”からなる商標を登録できるように、平成18年4月から導入された。

一宮モーニングとは、愛知県一宮市の喫茶店で提供されているモーニングサービスのこと。
コーヒーなどの飲料をオーダーすると、トーストやゆで卵、サラダなどがサービスとして提供される。

中には、サンドイッチやホットドック、ご飯、スパゲティ、焼きそばなどを用意することもあり、そのほとんどが無料で提供されているとのことだ。

公式サイト「一宮モーニング」では今回の登録を受けて、同ブランドのさらなる知名度の向上を目指すと発表。
地元喫茶店のモーニングサービスを地域資源と捉え、このおもてなし文化の発信を今後も進めていくとのことだ。

地域団体商標って何?

今回、商標登録された「一宮モーニング」ですが、公式サイトがあります。

一宮モーニング公式サイト

地元のモーニングがある喫茶店の情報を発信しています。

これを機に愛知全体が盛り上がるといいですね。

 
さて、「地域団体商標」が登録されると何がうれしいのでしょうか?

よくわからなかったので少し調べてみました。

地域団体商標を取得すると、地域ブランド名を権利のもと独占使用できます。

何もない状態では、関係のない地域のものでもやりようによっては地域名を使ってしまえるんですね。

例えば、三重で育てられていない牛を近江牛とは認められませんね。
でも近江牛を何らかの形で加工して、それを使った加工品は「近江牛」をアピールに使うことができてしまうんです。

加工品などで悪質なものが広まると、本来のブランド化されたものまで悪評に繋がってしまいます。

商標権を取得していないと、これらを指摘する術がありません。

商標権をもっていれば商標を貸すことでブランドや権利を守ることができる、というわけです。

今回の地域団体商標で登録されたものは次のものがあるようです。

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