[本巣市] 心を震わせる老桜 日本五大桜『薄墨桜』

日本人なら一度は見たい根尾谷の薄墨桜

岐阜県でとても有名な桜の名所として「根尾谷の薄墨桜」があります。

どこにあるかや地名の部分は知らなくても、『薄墨桜』という桜の名は聞いたことがあることでしょう。

日本人なら一度は見たいその桜は、岐阜県本巣市の薄墨公園にあります。

継体天皇がお手植えされたという伝説もある由緒正しい桜で、樹齢は1500年以上と言われています。

この桜を語る上で、宇野千代の存在をはずすことはできません。
彼女がいなければ、もしかしたらこの桜はもう消えていたかもしれません。

そして、波乱万丈の人生を送りながら、私は死なない気がするんですと言ったその女流作家と、満身創痍でありながら花を咲かせ続けるこの桜、何とも通じるところがあるように感じられます。

薄墨桜の見どころ

この桜の特徴は、「花の色がつぼみの時、満開時、散り際」という時間の経過とともに変化する花の色です。

それぞれの時期でピンク、白、薄墨色と変わっていき、一度の花見では表現しきれない美しさがあります。


樹齢1500年ともなると老体ともいえる淡墨桜ですが、これは樹木医さんによって支えられています。

樹木医によると、左右対称に広がったバランスの良さが素晴らしいそうです。
全体のバランスが良いため、自らの枝で日陰ができることがなくしっかり光合成が出来るといいます。

また、雪の重みで枝が折れないよう毎年11月の3週目に雪吊りを行っています。

丸太を利用した支柱を9本作り、その頂きから縄を広げて傘状に支えを作ります。
その縄の数は全部で約230本にも上ります。

無数の支え木に支えられながら咲くその姿は何とも見事で、見る人の気持ちを奮い立たせ、自分も頑張らなくてはと思わせます。


日本五大桜であり、三大巨桜の一つである根尾谷の薄墨桜。

お花の時期に見ることは外すことのできないところなのですが、お花の時期を見られたら次はぜひ雪化粧の時を見ていただきたいものです。

冷え切った空気の中でみる桜は、白いお化粧の下に血の通った温かさがあると感じさせます。

ただし、桜の名所だけあって、お花の時期はとても混雑します。

車で行こうものなら、時間帯によっては渋滞がひどく一向に進まないこともあります。
その上、最寄り駅からは徒歩15分ほどかかります。

見るまでの時間の長さも期待をかき立てるものですが、桜を楽しむために時間に余裕をもっていくとよいでしょう。

ぜひ、近くに行ったからついでにではなく、そのための時間を作って観賞してもらいたいと思います。

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